コントラバスを弾く人はだれもがうまくなりたいと思っていると思います。
その中には、レッスンに通う人、独学でがんばる人がいます。
この記事では、レッスンに通う人と独学でがんばる人の違いについてご紹介します。
レッスンに通う人が上達する流れとは?
レッスンを受けると先生が
「ここはこう弾くんだよ。」
と、教えてくれます。
山に例えると、
ふもとにいながら、頂上からの素晴らしい眺めを見せてくれます。
レッスンを受ける私たちは、頂上を目指して登ります。
山には急だけど速い道、緩やかだけど回り道、いろんな登山道があります。
先生は、
「こんな道があるよ。他にもこんな道もあるよ。」
と、いろんな登山道の選択肢を教えてくれます。
そして、
「この山はこの登山道が一番早く登れるよ。」
と、どの道を通るのが一番最適かも教えてくれます。
さらに、
「ここのところは、つまづきやすい箇所があるから、気をつけるといいよ。」
と、見ただけでは気づかないコツも教えてくれます。
私たちがすべきことは、
です。
途中で道から外れた場合は、先生が
「正しい道はこちらだよ。」
と、教えてくれます。
そして、無事頂上についたら先生は、
「ここが頂上だよ。いい眺めだよね。」
と、教えてくれます。
ふもといたときに見せてもらった眺めを自分自身で見ることができるのは嬉しいものです。
そして、ここまでの流れを繰り返していくと、いろんな山に登った経験と、知っている登山道の選択肢が蓄積され増えてきます。
そしてそのうち、自分で練習するときに、
「この山の登り方はこの道がいいんじゃないかな?」
と、気づくようになります。
これに気づき始めると練習の効率が一気に上がります。
これがレッスンに通っている人の上達が早い理由です。
独学でがんばる人が上達する流れとは?
独学でがんばる人は、まず何が正解なのかを探すのに時間がかかります。
こちらも山に例えると、
頂上から見たすばらしい眺めが、どういう眺めなのかがわかりません。
おそらく、先輩だったり、YouTubeの動画だったり、色んな情報を探し回ることと思います。
しかし、そうやって得た情報も、それぞれの差が大きすぎて、どこが共通点が何なのか、またどれが正解なのかを判断するのはとても難しいことです。
そして、頂上へ登るための登山道は、自分で探さないといけません。
自分で見つけた登山道は、もしかすると途中で行き止まりかもしれません。
途中で道に迷って結局もとのところに戻ってくるかもしれません。
登るコツも試行錯誤のしながらなので、最悪、遭難することもあります。
なんとか運良く、いいところまで登ってきたとしても、頂上から見た眺めを知らないので、どこが頂上なのかわかりません。
頂上についたと思っても実際は、途中の尾根かもしれません。
それでもこれらを繰り返していくうちに、試行錯誤の結果、経験や選択肢が蓄積され増えていきます。
そしてそのうち、自分で練習するときに、
「この山の登り方はこの道がいいんじゃないかな?」
と、気づくようになります。
練習の効率は上がりますが、到達する頂上が本当の頂上ではない可能性もあり、自分に自身が持てない状態になります。
そして、いろんな試行錯誤をするのに大変な労力と時間を費やすことになります。
まとめ
この記事では、レッスンに通う人と独学でがんばる人の違いについてご紹介しました。
私はコントラバスを始めて4年間独学でがんばり、その後、限界を感じてレッスンに通うようになりました。
なので、独学でがんばっている人の、レッスンに踏み出せないけど、なんとか自分でがんばってみたい気持ちもわかります。
また、レッスンに通って上達していく喜びもわかります。
独学でがんばる人の中には、経済的な理由や地理的な理由でレッスンに通えない人もいると思います。
ただ、少しでもはやくうまくなりたいと思うなら、たとえ回数は少なくともレッスンを受けたほうが早く上達します。
最終的には、自分自身がいかに早く、どこまでうまくなりたいかという思いの強さにかかってきます。
もし、レッスンを受ける経済的な余裕があり、うまくなりたいと思っているなら、思い切って一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。